【Column】憧れの働き方を叶える最初の一歩
写真や働き方のプライベートレッスンを始め、受講してくださる皆様からたくさんの質問を日々いただくので、コラムとして書いていきたいと思います。
今回は『憧れの働き方を叶える最初の一歩』
そもそも「憧れの働き方」とは?
大学3年生の冬、気乗りしない中とりあえずで行ってみた1社目の会社説明会。
会場は普通のホールでしたが、フロアに着いてエレベーターが開いた途端
廊下にはたくさんのキャンドルが焚かれ、とってもいい香りの中進むと
会場前には素敵な小物でスタイリングされたスペースが。
ドキドキしていると会場が暗くなり、流れ始めたキラキラと働く素敵な先輩達のインタビュー動画、手元に配られた質の良いカタログ、夢みたいな仕事内容…
全て一貫したその唯一無二の世界観に魅了され「ここだ!」と衝撃を受けた企業に、7度の面接を受け入社を決めました。
その時は”働くこと”や”仕事とは”という事についてそこまで深く考えていなくて
“会社の世界観”や”企業理念”だけで企業を見ていたので、もちろん”働き方”なんかについては全く考えていなかった気がします。
入社する前の約1年間、たまに参加していた事前インターンシップの中で「なるほど、これが”社会人として働く”ということか。私は来年の4月から、このワークスタイルで日々過ごすのね。」と、”働く=キラキラした生活、というのは幻想なのか”という感情がじわじわ出て来たことを覚えています。
そこから「”働く”とは」について悶々と考え出した大学4年生時。その頃、ちょうど様々なライフスタイル雑誌が創刊されていた時で、それを見て「こんなに自由なライフスタイルがあるなんて!!」と衝撃を受けた私は
インターンの休憩時間になると持参した雑誌を持って南青山のスタバにコッソリ行き「こういう素敵なライフスタイルを送りたいなぁ。自由なライフスタイルを送るには、どう働いたらいいんだろう。」とボーッと考えていました。(かなり自由な学生生活を送っていたので、そんな自由な生活ももう終わりか…とぽろっと泣いたこともあった気がする笑 )
こんなきっかけがあり、入社する前から「ライフスタイルを重視した働き方」をなんとなく意識し始め
会社員を辞めようと決めてからは「憧れのライフスタイル・理想の働き方とは?」について毎日毎日考えていました。
もう8年ほど前の話ですが、毎朝出勤前に神戸 旧居留地のスタバに寄って
数ヶ月〜数年先のビジョンや夢をノートに黙々と書いていた記憶があります。
(当時の写真。先日ずっとインスタを見てくれているお客様から”昔、めちゃくちゃスタバ行ってましたよね?!”と言われるくらい、私の中でも社会人時代はスタバに通った思い出ばかり。笑 時間がない中で、一瞬だけ休める唯一のオアシスでした。)
会社員を辞めた後に何をしたいのかなんて全く検討もついていなかったので
やりたい事や就きたい職業を考える事は後回しにして、まずは「自由なライフスタイルを叶える働き方って?」という部分と
そもそもの「自分の中の”働く”とは?」という超根本的な部分を探ってみる所からスタート。
書き出してみると様々な固定観念が自分の中にあることに気付いたので、一度それを置いておいて
「”働く”って本当にそういうことなのかな?何も考えず、自分の理想とする”働く”を考えるとどんな感じだろう?自分の中の”働く”を定義し直してみよう。」
「やっぱりライフスタイルを重視した働き方にしたいな。憧れのライフスタイルってどんな感じかな?」
と自分に問いかけ、ノートにひたすら書き出していました。
その当時の手帳。1日1ページある大きな手帳をノート代わりに使用していました。
「理想・憧れだから、何を書いてもOK!」にして、好き勝手書き出していた一例です。
- “毎日”じゃなくていい(週に2-3日くらい、という働き方もあるのでは)
- 働きたい!休みたい!の気分で調整できる(“この期間だけたくさん働いて後はのんびりする”とか”今日は気分が乗らないからカフェに行こ!”みたいな)
- 家族友人の休みに私が合わせたい(家族友人のスケジュールに柔軟に合わせられるようにして、一緒にお出かけしたい!)
- ⇨”フリーランス”という働き方の方が合ってる?(でも、なんのフリーランスになるの?)
- ”働く”という感覚がないような「好き!楽しい!夢中!」を仕事にしたい(きっとその方がいい仕事ができるはずだし)
- 自分で全て舵を切りたい(誰にも何も言われず、自分一人で黙々と進めていきたい)
- クリエイティブなことを仕事にしたい(憧れるけど、自分に何ができるのかな)
- 自分で何かを生み出したり、お金を生み出したい(特殊な才能が必要そうだな。そんなの自分にあるのかな)
- 仕事=毎日楽しくて良い気分でいられるもの(仕事=大変・苦痛、にはしたくない)
- 自分だけの唯一無二な世界観を表現したい(それが何なのかはサッパリ不明だけど)
- 海外を飛び回る仕事をしたい(旅が仕事!になるような、そんな夢みたいな仕事あればなぁ)
- 好きなときにハワイやNYに行く(1年に何度行ったっていい!それだけの時間とお金の自由も欲しい)
※2014年 新卒1年目のノートより
”そんな仕事あるわけない”という囁きは封印して、とにかく理想や憧れをつらつらと書き出していきました。(当時のノートを見るともっと書いてある!)
書き出したりそれを見返したりしていると、その中から優先したいキーワードが見つかるはずです。
私は「自由なライフスタイル!」を優先事項としましたが、それはもちろん人それぞれなので、例えば安定を優先したいと考える方もいれば給与が高いこと、手に職をつけること、キャリアアップすること、自宅で勤務すること…など、皆さん「優先事項」も「憧れの働き方」も、それぞれだと思います。
なので『憧れの働き方を叶える最初の一歩』として、まずは『憧れの働き方を明確にする』こと。
「自分にとっての”働く”とは?」の定義を再確認して、それを変えていきたいのか、どう変えていきたいのか、その中で何を優先したいのか、じゃあ、そのためにはどうしていったらいいのか?という事を深掘りしていく作業が、とてもおすすめです。
頭では何となく考えていても、日々忙しく過ごしていると自分の気持ちや”こうだったらいいな”を軽視してしまいがちなので、ぜひ書き出してみてください。
ちなみに「やりたい事や自分にできる事が何なのかはわからないけど、とにかくライフスタイルを最優先したい私」は上記のリストから、「フリーランス・クリエイティブ職・唯一無二の表現」というキーワードをピックアップし
「それらを叶えられる仕事って、何があるかな?」と日々模索し、今の仕事に就きました。
今日は日曜日。仕事は一旦置いて
「憧れのライフスタイル・理想の働き方」を再考し
ノートをアップデートしていきたいと思います。
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